今回は、私のザンリーグ第4節の実戦譜から自分で検討していきたいと思います。
『3人麻雀上手くなりたいチャンネル』様で撮影していただいたものを、検討に使用させていただいております。
(チャンネル主の『チョビー』様、使用の許可をいただきましてありがとうございます)
なお、動画では半荘2回分ありますので、前後編に分けたいと思います。
ということでまずは前編を。
愚形立直判断

まずは基本的な立直判断。
ドラ7sで一枚切れのカン8s聴牌。立直と行くかどうか。
これは当然立直を打ちます。
外しても良形が確定しない上に、打点も十分です。
打9sとして外しても、実は明らかに良化しているといえる、有効な手替わりは35p56sくらいです。
誤打A+ 牌理

画像の手牌から何を切るか。
私は(なぜか)打1sとしましたが、どう見ても打4sが正着です。A+ミス、反省。
一応打1sには、仕掛けている下家に現物とか、河が弱くならないとか細かいメリットはありますが、
そんなことよりも、南引きで赤が出ないという、ハイパー基本原則の方が大事です。
手組み

難しいやつです。先に私の選択をお伝えすると、私は打5pとしました。
理由としては、
他家2人の河からペン3sがよく見える→打2sを拒否
下家の河からカン2pがややよく見える→打1pを少し拒否
北のポン聴を入れられる手組みにしたい→打1sを拒否
消去法で打5pとしました。
そのほか、カン2pの出アガリ率が上がることもメリットとなります。
デメリットとして、赤を切り出すので平均打点は下がることと(その場でドラ1放流+次の5pツモがムダヅモになる)
6pツモでの良形変化が消えます。
上に挙げた打2s、打1s、打1pなどが候補で、それぞれにメリットデメリットがあります。
(全部上げるときりがないので、わかりやすい理由だけ)
打2s
メリット → 北のポン聴が取れる。場況がやや読みにくい筒子の選択を先延ばしにできる。
デメリット→ 場況の明らかにいいペン3sの受けが消える。 シャボの1sは1枚切れ。
打1s
メリット → 場況のいいペン3sは固定できる。筒子の受けを保留できる。
デメリット→ 北のポン聴が取れない。
打1p
メリット → ドラの5pを使いきれる。北のポン聴を残しつつ、ペン3sにも対応。
デメリット→ ややよさそうなカン2pを逃す。
総合すると、個人的には筒子のどちらかを切るのがいいかなと思います。
今回は華2で打点もそれなりには確保されているので、打5pを実戦で選びました。
私の師匠筋の方は、打2sとのことでした。
筒子は決めきれない(私の選択のようにカン2pがよさげと断定するほどじゃない)ということでしょう。わかる。
4華チャンスでの戦略

これは何切るとかでなく、こういう戦術も成立するのでは?という余談ですが・・・
華3の一向聴の手牌。(ザンルールでは4華は役満祝儀と同等、50000点相当)
ドラが4pで、索子が埋まった時に、当然アガリ率重視ならカン2pに取るのが勝りますが、
4枚目の華を掘り当てるために、出にくいカン4p待ちにしてあえて、アガリ期待巡目を遅らせる選択が成立するかもしれない。しないかもしれない。
どうなんでしょうか。そもそも3華の親立直には相当オリになるので、モロヒカン2p立直だとしてアガリ率がそんなに上昇しないので、やはり素直にカン2pなのかなぁ、と考えながら打っていました。
結果は、この後4枚目の華を引いて、無事に放銃しました、くやぢい。
対親押し引き

右手が邪魔ですねぇ。
下家の親立直の1発目で何を切るか。字牌いっぱい切って、打5s立直の河。
私は打8sとしました。
河が強すぎて、ここで打5sとしたところで、結局次巡手詰まりから打8sになるので、
目一杯アガリに向かう方がいいと思います。そもそも降りられません。
もちろん聴牌したら押せる手なので、6sも切ります。
反省 ダマケア押し引き

約4万点リードの南2局
ちょっとズレてますが、7pを引いて打1sとしたところだが、どうか。
結論、シンプルに7pを切っておくべきでした。
上家の河に対しては確かにやや切りづらい7pですが、親に刺さることは流石にあまりないでしょう。
脊髄反射的に7pを止めてしまいましたが、仮に上家に刺さっても1局消化になるので悪くありません。
自分の手も、アガリもそれなりに取れそうなので、素直に7p切りを推奨です。
対親立直 押し引き

そしてその結果、親リーが掛かりこの手牌。
この局面だけ見れば打7p立直でいいとは思います。
追記
もう少しだけ詳しく書くと、
7pの放銃率はおおよそ15%程度(河強め、残り筋7本なので、実際には15%まではなさそう)
自身の手は跳満~の見た目8枚待ちと終盤でこの見た目枚数はかなり強い。
点況的にはもちろん降り寄りの判断にはなるが、ラス落ちまではほぼしなく、チップ上乗せを目指して7p押しで問題なさそうでした。
結果的には、宣言牌の7pが親に刺さり親倍放銃。
さっさときっとけばよかったものを笑 どんまい
鳴き判断

さっきの7p放銃で「流れ(笑)」が悪くなった次局。
流れが悪いので超弩級の手が入りました。当然ですね。
当然すぎるんですが、ツモスーがいくら大きいとはいえ、出たら鳴きましょう。
鳴いてもツモトリプルあります。
なお、2暗刻3対子からポン聴を取るのかは、自分で基準を決めておいた方がいいと思います。
実戦で迷うのも、思考のリソースの損なので。
余談ですが、3暗刻1対子も決めたほうがいいです。(私はほぼスルー)
(点況平場の想定で)私は、鳴いて出アガリ跳満以上は全部ポン。
そこに満たなければ1枚目は先負スルーと決めています。2枚目は渋ポン(例外ぽい手牌だけスルー)
自分の判断基準を持っておきましょう、って話です。
立直判断 オープン含め

結局あそこから一瞬微差ラス目にまで落ちたオーラス。
豪運で手なり5巡目聴牌。
私の選択はノーマル立直を選択しました。
一応「ダマ」「ノーマル立直」「オープン立直」と択はありますが、ノーマル立直が一番バランスがいいと思います。
捲りを確定させるのにはオープンなんですが、交わされ率が大幅に上がりそうなので微妙。
ダマでも簡単に出るかは微妙な待ちなことと、チップ抽選を捨てるので、立直選択はしたいと考えました。
立直でも、ツモ、一発、裏、道中華抜き、上家直撃、上家立直棒、のいずれか1つでも満たせば捲り、
逆に言えば、打点の上がらない状況で下家から出あがった時だけ2着止まりになります。
ただ、点数状況から、下家は聴牌にならない限りほぼオリ(私が何かをツモっても、上家の親被りで2着耐え)
なので、下家からの出アガリがあまりなさそうなこと、仮にそうなっても4割程度は裏が乗ること、
逆に上家はツモられでもラス落ちなので、かなり押してきそうなことから、伏せ立直でも捲りに十分と言えるでしょう。
上の思考についてですが、動画だとノータイムでノーマル立直としていますが、当然配牌をもらったところで想定しています。
局の方針は配牌を開ける前から考えられるところなので、確実に決めておきたいところです。
第1打以前のルーチンに関しての記事もあるのでこちらも是非!
結果無事にツモってトップで終了でした。うれしい。
打っているのは自分ですが、後から見返すとかなり突っ込みどころもあり、勉強になりました。
2半荘目も、そちらも是非動画にあるのでそちらも検討してます↓↓↓

それでは
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