あえて期待値の低い選択をとる場合

期待値に反する選択用アイキャッチ画像

皆様よき麻雀ライフを送っているでしょうか。
私は連ラスの悲しみをごまかすため、パソコンに向かっている次第であります。

確実に実質初投稿で選ぶ話題ではない気もしますが、思いついたので仕方がない。
タイトルの通り、平面期待値上あえて損な選択を取る局面についてやや思うことがあるので投稿させていただきます。

目次

平面上損な選択をするメリット

メリットとしては「大怪我を減らす(代わりに大成功も無くなる)」とか「自分の苦手局面を避ける」などが可能です。
相手の仕掛けが本手かかわし手かが読み切れないときに、「愚形2翻の聴牌で、普段は立直しているけど、仕掛けがよくわからんけどオリ!」みたいな択をとるのは大怪我を減らすプレイングといえるでしょう。

もちろんデメリットは、目の前の期待値上損になることです。
なのである程度繰り返すようだと、最終的な収支は悪くなってしまいます。

平面上立直のほうが期待値上得だがダマにするケース

先日、雀魂を観戦していると魂天(雀魂における最高段位)の方が平和ドラ1をダマにしているのを見かけた。
東場の(何局だったか忘れた)平たい点棒状況であり、特に待ちがいっぱい切られているというわけでもない。
まあ要するに立直でええやろ!って局面である。


牌牌牌牌牌牌牌牌牌牌牌牌牌


こんな手牌を平場でダマにするイメージ

自分ならリーチしちゃうかも……と思った方、多いのではないでしょうか?
ただ、魂天の方に「平和ドラ1は立直した方が得ですよ」なんておこがましいことが言いたい訳ではない。
平和ドラ1のような手をダマにすることで、大きな下振れを抑える効果は確かにある。
例えば私も、サブ垢を育てたりでゼンツメンの可能性が高いときなどは愚形ドラ1をダマにしたりすることはある。

当然、別に立直でいいのだが、100回立直を打って、
70回成功、25回失敗、5回大失敗、
みたいな結果になるとしたときの、5回の大失敗を絶対に避ける打ち方、みたいなイメージだ。
100回ダマにして
30回成功、70回失敗、大失敗はなし、になればオッケーという打ち方。

まあ私は立直するけどね。あきらかにそっちのが得できるし。
ラス回避重視の打ち方では、なくもないのかもしれない。
また、親が華3だったり、序盤に3役の副露が見えたりなんかで、緊急回避をする場合にダマを取るなどのケースもあるので、引き出しとして持っておくといいかもしれない。

あえて役牌を鳴かないケース

他にもう一個思いついたケースとして、あえて鳴きをスルーするケース。
ちょっと遠目の鳴き、それなりに上がれそうだけど・・・みたいな手


みたいな状況。
mortalさんポン推奨。
まあ鳴いた方が期待値上得なのは予想通りですね。
セオリーとしてはやはり「役牌は一鳴き」です。

しかしこの手牌は鳴いたとはいえ先手が取れるかというと、まあまあ怪しいです。
ということは安い鳴き手で、後々押し引きをしなければならなくなる可能性がそこそこあるということ。
鳴いた後の押し引きが苦手であればスルーした方が短期的な成績は安定する、ということはあると思う。
AI推奨度よりは鳴かない寄りに考えた方が、人間にはあっているかと思う。
実際この牌姿あんまり鳴きたくないよね。

つまり、自身の苦手な局面に持ち込まないように方針だてて進行する選択である。
雀力向上はさておき、自身が鳴き手押し引きが苦手であれば、短期成績はこちらのほうが安定するでしょう。

期待値の低い選択を活かす場合の前提

基本を覚えてから使うこと

当たり前ですが、基本がしっかりしていないと、ただ単に期待値を逃し続けるだけです。

聡明な読者諸君には耳タコかもしれませんが、平和は基本的にほとんどの局面で立直を打つことが正しいです。
大怪我を減らす目的であっても、あれもこれもダマにしていたら、結局収入がなくじりじりと収支が悪くなってしまいます。

自分のスタイル(苦手局面)を分析する

例えば上で挙げたように、「鳴いた後の押し引き」が苦手であれば遠い鳴きを減らす、といった対処が有効です。
逆に「立直判断が不得手」であれば、上のような鳴きを控えるのは失策となってしまいます。

自分が打ちやすい局面、収支がいい局面というのを把握して立ち回ることが大事です。

余談ですが、私は「手牌価値を高めて押し返す」のが得意です。
なので、先制にこだわらず良形を作りに行く手順を踏むことや、微妙な手からの役牌などはスルーして、後々門前で押し返すスタイルなんかにに少しだけ寄せています。

結果を記録して振り返る

一個上で挙げた、自分ん得意スタイルを把握するためにも、振り返りは大切です。

ある程度迷う局面があった試合は、後から局面を再検討するのがいいかと思います。
フリーなんかだと難しいかもしれませんが、ネット麻雀であれば牌譜が残るので、しっかりと牌譜検討をしましょう。

牌譜検討の正しいやり方は別記事で解説もしているのでよかったら読んでみてください。

上記をきちんと押さえたうえで、期待値に反した選択を活かせるようにしましょう。
基本ができてない上での逆張りはいいカモになっちゃうからね

というわけで、たまには期待値に逆らってもいいんじゃないかという話。
とはいえなんでもかんでもダマにしたり、スルーしたりは明らかに損なので、基本を身に沁み込ませてから考えるように。
平和は立直!


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この記事を書いた人

麻雀やってます。
「かんろじ たかあき」と読みます。
名古屋の三麻プレイヤー。ザンリーグ東海所属。
思ったことをぽつぽつと語れたらと思います。
三元牌は白、中、發の順で切ります。

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