※想定はマーチャオ3Aルール想定です。
この記事内では全赤ツモ損なし、役満祝儀40000点相当
三麻での四暗刻の出現確率は約0.18%だそうです。(出典元:『麻雀豆腐 三麻の役について解説!三麻での役のポイントや出現確率を徹底解説!』記事より)
500局に1回上がれるくらいですか。これを多いと思うか少ないと思うかはご自由に。
フリールールで一番祝儀をぶっこ抜ける手牌が四暗刻です。
ほとんどがツモアガリなので、祝儀牌(マーチャオなら青)を2人からもらえる点や、
多くの場合で立直を打つ、かつ暗刻手なので裏ドラが3枚単位でモロ乗りすることがある点、
そもそも達成難度自体はあまり高くない点などから、祝儀麻雀においては圧倒的コスパの役かなと思います。
なんで、私はできるだけ鳴ける牌が出てもスルーして四暗刻をキメにいきたくなってしまうのですが、さすがにやり過ぎかなと思うことも多いです。
ということで、スルーの許されるラインを考えてみようと思ってせっかくなので記事にしました。
どのあたりからポンテンを取るべきかというのはプレイヤーのスタイルによって変わるかと思います。
実際最適解がどこなのかは私もまだ手探り中です。
この記事では、各種判断基準を考察していき、私の設定しているポンテンラインをご紹介しますので、ご参考にしていただき、なんなら誰か最適解を見つけてください。
一緒にリー即ヅモ四暗刻裏3決めましょう。
局面による判断
ここすごく当たり前の話なので最初にさらっと済ませます。
当然ですが、オーラストップ目などはさっさとポンテンに取るべきです。
南入以降のちょっとしたトップ目や、2着目や3着目でもポンテンを取って着順が上昇する上がりになるなら
ポンテンにとって上がり率を最大に見るべきです。
逆に誰に三倍満をツモられても捲られないくらいダントツであったり、跳満程度では着上昇しないほど離されたラス目であればスルーの択が生まれてきます。
着順に影響しないのであれば、1局の収支の最大化に専念できるためです。
少なくとも南入以降で、鳴いて上がっても着順上昇するなら鳴いておきましょう。
各判断要素
上で述べたように、南入してからの判断はほぼ点棒状況の判断になるほど依存度が高いです。
というわけで、点棒移動のない東一局の状態での判断要素を考えていきましょう。

鳴く牌が何枚目か
鳴く牌が1枚目か2枚目かで、これも大きく変わります。
当たり前ですが、2枚目をスルーすると、もうその牌は暗刻…というか面子にはなりません。
ということで少なくとも2枚目は確実に鳴きがいいかなと思います。
1枚目をどうするかが各プレイヤーの差を出して個性とか雀風と言える範囲かなと思います。
巡目
当たり前ですが、序盤であればあるほどのんびり四暗刻になるのを待つ時間的余裕があります。
平均聴牌巡目である8巡目程度を越えると、鳴いての聴牌取りが無難かもしれませんが、祝儀面で十分押し返せるので、相手の河がおとなしければ+3巡くらいは粘ってもギリギリ耐えうるのではないかなという気がします。
なんで結論的には8~11巡目まではスルーでも可。
終盤になったら鳴いて聴牌取りを推奨、という結論になるでしょうか。
鳴いた場合の打点
鳴いても倍満確定の手なんかは、さすがに序盤などでも鳴いて聴牌を取ったほうが半荘収支上明らかにいいでしょう。
また、逆にトイトイのみなどの出上がり満貫にも届かないほど低打点であれば、それも鳴いて聴牌取りの価値が(相対的に)低いので四暗刻になる打点(と祝儀)の上昇の価値が大きくなるので、スルーが許されるようになります。
親番かどうか
親かどうかで判断は変わる・・・といったんですが、難しい要素かと思います。
子であれば、親のアガリを阻止するために、多少鳴いて聴牌取りの判断を早めるように調整するのがいいように思います。
逆に親であれば鳴いてもある程度打点が高いので、跳満程度から鳴くように、スルーの打点の範囲が狭まるイメージですかね。
やはり低打点であれば逆に子の時よりも遅い巡目までスルーしてもいいように思います。

どこから鳴くか
私の中の結論としては、
- 親 → 1枚目は基本スルー
出上がり跳満あれば1枚目から鳴き
なければ14巡くらいまではスルー(まあ大体その前に誰かの立直が来ている)
聴牌は全て押し、ダマトリプルなければ全部立直 - 子 → 1枚目は基本スルー
出上がり倍満あれば1枚目から鳴き
それ以下の打点は11巡目までスルー
聴牌は大体押し、高打点親リーだけ降りる場合あり
ダマ倍以上ならダマ、立直しても満貫もケースによりダマ あとは立直 
こんな感じでしょうか。
もちろん他家の河だったり、相手の副露があったり、いろんな要素で調整する必要はありますがおおむねこんな感じの判断をしています。
多分ですけど、フリーで打っている多くの方たちよりも、かなりスルーして四暗刻を見るほうに偏っていると思うので、実際はもう少し鳴いたほうがいいかなと思います。
余談 2暗刻4対子の形














切り番で何切りますかってやつです。
終盤なら明らかに打2pとして次に(ほぼ)何をツモって来ても七対子の聴牌に取れるようにしたほうがいいでしょう。
逆に序盤なら打9sとして、四暗刻を見ながらトイトイでもそこそこ打点があるので、さっき紹介した要素を考慮して各々ギリギリまでスルーでいいと思います。
問題は中盤の判断ですが、親なら七対子ドラドラで十分大きいのでやや打2p寄り、子なら打9sとして、残りの対子もいざとなれば鳴きやすいことを主張して、刻子手を狙うバランスでいいのではないでしょうか。
ドラなしであれば、四暗刻になった際の打点上昇の恩恵が大きいので対子落としをして刻子手に向かうほうに寄り、
逆にドラ4以上であれば聴牌が偉いので暗刻切りで次巡に跳満以上の聴牌が入るほうが優位かなと思います。
あとは細かいところですが、七対子で立直に行ける待ちがどの程度残っているか、フリテンにならないかといった七対子の場合の待ち選択、刻子手に向かった場合の鳴きやすさなども加味した方がよさそうです。
余談 順子になる牌引いたら聴牌を取ったほうがいいか














上の手牌であれば親・子、巡目ほぼ問わずに打6p立直としたほうがいいと思います。
4巡目以内とかであれば外しも悪くはないと思いますが、中が打たれそうなので立直で拾えるようにしておいた方がいいかもしれません。
たまたま山2だととってもハッピーですね。
ただ、














このくらい色気のない手牌、出上がり立直のみとか立直ドラ1程度であれば中盤9巡目くらいまでは外してもいいかと思います。ほんとですか?
ただこの手が11巡目に入ったとして、今更出上がり立直のみを立直するのかと言われるとそれも微妙なので、取りダマか外しかで選んでもいいんじゃないかなと思います。
このくらい価値が低ければ、外した時のトイトイ>立直のみ、な感覚です。

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